Blog

新gTLDの委任プロセス、ようやくスタート

Posted by:  /  Tags: ,

Share

新着情報:

2013年10月24日  ICANNは米国時間23日、インターネットルートゾーンデータベース(※)に、下記4つの新ドメインを登録したと発表しました。ICANNの規定により、実際にこれらのドメインが利用開始されるのは11月中旬となる予定です。

※ ルートゾーンデータベース:http://www.iana.org/domains/root/db
 

Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)と新gTLDレジストリによる初めての契約は、2013年7月のダーバン(南アフリカ)公開会合の場で締結されました。この署名式にはレジストリ4社の代表が招かれ、それぞれが檀上で契約書にサインしました。ICANNにとってこの契約締結は重要な節目となり、また、新gTLDの導入が順調に進んでいることをコミュニティにアピールするものともなりました。加えて、ICANNはこの時、以後1週間あたり20件程度のペースでレジストリ契約締結を実施していく予定であると宣言しました。

しかし、その後の契約締結は予想通りに進みませんでした。次の12件の契約が締結されるまでには、ダーバンの署名式から実に1カ月以上を要しました。本日現在も、契約締結を済ませた新gTLDは合計70にとどまっています。

こうした停滞には、一部のコミュニティ関係者がICANNに指摘した「名前衝突」発生のリスクが関係していると思われます。名前衝突とは、内部ネットワーク用に使われているドメイン(一般に.mail、.home、.corpなど)と同じ文字列が新gTLDとして委任されると、内部ネットワークでのそれらドメインに対するクエリがインターネットに出てしまった場合にルートの新gTLDと衝突するという問題を指します。この問題を懸念する関係者は、DNSの安全性と安定性が保証されるまで新gTLD導入を遅らせるようICANNに求めています。

新gTLDについてはこのような未解決の課題がまだいくつか残っていますが、そんな中ICANNは本日、新gTLDとしては初となる4つのgTLDが委任プロセスに進むことになったという前向きな発表を行いました。この4つは2013年7月にICANNと初めて契約を結んだ新gTLDで、今後ルートゾーンに追加されることになります。これらのgTLDの委任やドメイン名登録開始の具体的な日程は明らかにされていませんが、他の新gTLD申請者にとっては、「新gTLDプログラムが進捗していることがわかってほっとした」といったところかもしれません。

委任プロセスに進むことになったのは以下のgTLDで、全てIDNです:

  • شبكة (xn--ngbc5azd) – 「Web」または「ネットワーク」のアラビア語
    レジストリ: International Domain Registry Pty. Ltd.
  • онлайн (xn--80asehdb) – 「オンライン」のロシア語
    レジストリ: Core Association
  • сайт (xn--80aswg) – 「Webサイト」のロシア語
    レジストリ: Core Association
  • 游戏 (xn--unup4y) – 「ゲーム」の中国語
    レジストリ: Spring Fields, LLC

今回の動きは、インターネットの将来に向けた大きな前進と言えます。2014年はドメインネームシステムにとって大いなる変化の年となることでしょう。

Leave a Reply

Your Name: (required)

Your Email: (will not be published) (required)

Your Website:

Your Message:

submit comment